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交通遮断でネパール首都機能まひ 一部暴徒化も

政権から先月下野したネパール共産党毛沢東主義派主導のゼネストが1日、首都カトマンズで実施された。市内のほとんどのオフィスや商店が閉まり、車両の通行が禁止され、首都機能は完全にまひ。一部でデモの参加者らが暴徒化し、治安面の懸念も生じた。毛派は支持者らを味方に政権への圧力を強めるが、市民は終わりの見えない政争にへきえきとしている。

 市内の目抜き通りダルバルマルグ。普段なら自動車でごった返すが、がらんとした道路には歩く市民の姿しかない。市内に通じる道路のつじつじを、赤い旗を持った毛派の支持者らがさおで封鎖する。ゴミ収集車も動けず、あちこちの路上で生ごみの山が異臭を放つ。

 救急車とメディア車両だけが通行を許可されたが、警察によると、暴徒がテレビ局の車両など、少なくとも20台を破壊。棒で殴られ負傷した者も出たという。

 1日のゼネストやデモの中心団体は「(国内の特定民族)ネワール族の自治権拡大を求めるのが狙い」と主張するが、毛派の議員が黒幕なのは誰もが承知している。

 ネパールでは、1996年から約10年にわたった政府軍と毛派による内戦が終わり、昨年、立憲君主制から連邦共和制に移行した。和平に向けて最も重要なのは憲法の制定だが、毛派兵士の政府軍への統合問題などで毛派と他党が対立した。(カトマンズ共同)

(共同通信社)

2009年6月2日